新年明けましておめでとうございます。
昨年から忙しくて長らくブログの更新が出来ていませんでした。
さて、今回はタイルの補修についてですが、タイルは何と言っても目地が一番のポイントです。タイル貼りした外壁は年数が経過すると目地が劣化してクラックが出来たり欠けて無くなったりします。
このように
そして、雨が降り水が中に侵入し、建物の老朽化に繋がります。
対策としてまずは目地を詰める作業からします
施工前
施工中
施工後
綺麗に目地が埋まって水が侵入する隙間が無くなりましたね!
今回はその後の浸水を防ぐために撥水剤を塗布しました。
全ての箇所を調査して処理して全体に撥水剤を二回塗布しました。
撥水剤は水をはじいて保護する材料です。今回は撥水剤をチョイスしましたが、その他にも塗膜を形成するクリアなど様々な材料があり、タイルの素材などによって適正な材料を使って建物の最善の策を提供しています。
施工実績
爆裂欠損補修
今回の投稿は壁や基礎に大きなクラック(ひび割れ)がある時の施工方法です。
この写真では大きなクラックが見られます。しかし、深くまで割れていて中では縁が切れている時は剥がれている部分を落とします。
かなり取れました。中の鉄筋がサビていたのが一番の原因です。脆い部分を全て落として防錆入りプライマーを塗布します。
そして形を作ります。
今回はKモルタル使用
最後にノロを
乾くと色は一緒になります。
見た目はただのクラックだと思っていても中では完全に縁が切れていつ落ちてもおかしくない状態もあります。今回は手摺の足元でした。寄りかかり落ちていたかもしれないでしょう。高い所の壁などは落ちると非常に危険なので気が付いたクラックなどは早めに処理をお願いします。
鉄部塗装について
今回は鉄部塗装について投稿します。
鉄部は水分によって酸化され腐食して溶けて分解して行きます。
今回載せる実例はシャッターBOXで
今主流の表面にシートを貼っているタイプです。
しかし、シートを貼っていても数年経てば雨や紫外線でめくれて腐食が始まります。
ケレンで浮いた所などを取り除きめくれた箇所にパテ処理をして
下塗り(サビ止め)を塗ります
その後、乾燥したら上塗り
という工程で作業します。
めくれの型が酷い場合はパテ処理を
して見栄えがいいようにします。
やはり1番は腐食が進行していく前にメンテナンスをするのが長く建物を健全に美しく保つ秘けつです!
腐食により物の形が変わる前に手入れが必要です。
外壁塗り替え
完成
折板屋根
ジョリパット
今回の投稿はジョリパットと言う材料を紹介します。先月の3月に手がけた物件です。ジョリパットは多彩模様が出来る上塗り材です。この系統は主にジョリパットとベルアートが主流で使用されています。吹き付け、コテ、刷毛、ローラー、クシ、熊手など様々な道具を使って様々な模様を出せる面白い材料です。
今回はジョリパットのガラクシアと言う模様をやりました。二色のジョリパットで小粒の玉を同時に吹き付けします。
次の写真のオレンジ色の部分がガラクシアです。
…………。
………………。 ⁉️
写真じゃ全くわからないな〜。
なので、アップの写真です
こんな感じで二色の粒が存在しお互いを引き立てている模様です。ハッキリ言ってチョット難しかったです。二色同時になのでどちらかが多いや少ないとなるとキレイにそのままムラとして残るので、かなり気おつけながらやらないといけません。後で部分的に片方の色だけ足す為に単色吹きするとまた色のバランスが崩れてそこが目立ちます。今回のは全景写真の通りムラ無く仕上がっています。自分なりには成功と言えると思います。
オスモ
今日の大阪は個人的にはとても過ごしやすい気候でした。しかし関西では桜も残りわずかな感じで寂しくなって来ました。
さて今回はオスモと言う塗料を使った写真をアップします。
手前の柱2本はまだ塗っていない状態で奥の五本の柱は塗っています。オスモは色々な種類があり使用箇所や用途によっての材料があります。この材料はオスモウッドワックスと言う種類のアンチックパインと言う色を使いました。
これが仕上がりです。
この材料は一回塗りで仕上がりの塗料です。オスモでも一回塗りか二回塗りかと塗り回数が種類によって違います。白木からの着色で気よつけることは塗りムラが出やすいことです。特に一回塗り仕上げは塗料を塗る量がばらばらになるとそのままムラになります。二回塗りなら多少は色が重なりそれなりに見えます。ウッドワックスはドロドロした塗料なので少しは難しいかもしれないです。塗ってウエス等で拭き取りをして完成します。オスモはドイツ製の自然塗料です。家庭でもネット等で簡単に手に入るのでウッドデッキなどが色あせしていたら一度やって見てはいかがでしょうか!?
防水工事
またまた前回の投稿から長らくご無沙汰してました。暖かくなって過ごしやすい気温になって、桜も満開になりつつあるのですが、この時季は雨もよく降っているので花見に行く予定の前に雨で桜が少なくなることもしばしばありました。
さて、建物に取って雨は断固侵入させてはいけないです。雨が建物のクラックなどから侵入して内側から劣化させます。そうなると内側まで処理をして余計に費用も重なりますし、何より建物がダメージをかなり受けます。もうじき梅雨の季節もやって来ます。その前に一度建物のチェックをして事前に対応することをおすすめします。
この写真は屋上なのですが、防水膜も劣化して雨漏りしていました。
施工していきます。まずカチオンフィラーで下地
シート貼り
防水膜は二回流します。
トップを塗って完了です。
間にまだ手順があるのですが長くなるので大まかな流れだけ載せました。
この施工をして雨漏りは完全に無くなりました。建物に綺麗で丈夫で長生きしてもらえるように前もってケアです!
サイディング壁塗装仕上げ
サイディング壁塗装下塗り
基礎補強
建物の構造的に土台となる基礎はとても重要な部分です。日本は地震大国なので時折来る地震や余震により基礎にクラック(ヒビ割れ)や欠けたりする事があります。こうした時には補強をしないと今後建物自体の揺れ方などに大きく影響して屋根や壁に更にダメージを与える原因となります。
この写真は基礎の内側から撮ったものです。開口の角にクラックが走ってます。この状況は完全にここで基礎の縁が切れているのが分かります。上に乗っている木に全ての揺れの負荷がかかります。
なのでこの部分に樹脂を流し込んで補強します。このあとに基礎耐震補強を施工します
プライマー、専用樹脂、専用クロスにて施工します。
このように元より強い基礎が出来ました。今回は内側なのでこのままでもいいのですが基礎の外側はこの後に左官でシゴいてキレイな基礎の出来上がりです。
長い部分には、帯鋼を打ち付けて施工するとかなり頑丈に出来ます。
年月が過ぎ基礎が風化してきてクラックや欠けも出ます。前もって対策するのも建物に優しい心くばりですね。